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エアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機を処分するとき、「家電リサイクル料金」という言葉を目にします。誰に払うのか、いくらかかるのか、どこに頼めばよいのか、迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、環境省の「家電リサイクル法Q&A」と、一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター(RKC)の「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」ページ、「家電リサイクル料金一覧表(2026年4月版)」をもとに、家電リサイクルの料金と処分の流れを5つのポイントで整理します。後半の、処分前に確かめておきたいことは、この記事の提案です。
※料金はメーカーや品目によって異なり、変更されることもあります。実際に処分する前に、家電リサイクル券センターのサイトや依頼先の小売業者で確かめてください。
家電リサイクル法の対象は4品目
対象となる家電
RKCの料金一覧ページでは、家電リサイクルの対象となる家電製品は、家庭用のエアコン、テレビ(ブラウン管式/液晶・有機EL・プラズマ式)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機と案内されています。
家庭用機器が対象
RKCの料金一覧表(2026年4月版)では、家庭用機器が対象で、業務用機器は対象外とされています。家庭用か業務用かの判別が難しいものは、型番・品番をもとに、まず家電リサイクル券センターのコールセンターに問い合わせて確認できると書かれています。
業務用を家庭で使っていた場合
環境省のQ&Aでは、専ら業務用として製造・販売されているものを家庭で使用していた場合は、家庭で使用しているといっても、この法律の対象とはならないと説明されています。
| 品目 | 補足(RKCの資料より) |
|---|---|
| エアコン | 家庭用 |
| テレビ | ブラウン管式、液晶・有機EL・プラズマ式 |
| 冷蔵庫・冷凍庫 | 大きさで料金区分が分かれる |
| 洗濯機・衣類乾燥機 | 家庭用 |
家電リサイクルの5つのポイント
1. 料金は2種類ある
環境省のQ&Aでは、この法律での料金には、小売業者が引き取る際に請求する「収集運搬料金」と、製造業者等が請求する「再商品化等料金」があると説明されています。再商品化等料金が、いわゆるリサイクル料金です。
2. 料金は処分するときに払う
環境省のQ&Aでは、排出者が排出する時点で必要となる料金を支払うこととしたと説明されています。製品購入時の価格に上乗せする方法では、廃棄時の費用を予測しにくいことなどが理由として挙げられています。
3. リサイクル料金はメーカーと品目で異なる
RKCのページでは、品目とメーカー名(製造業者等名)でリサイクル料金が異なると案内されています。テレビと冷蔵庫・冷凍庫は、大きさ(大・小区分)でも料金が異なるとされています。
4. 購入した店か買い替える店に頼める
環境省のQ&Aでは、小売業者は、自らが過去に販売した対象機器の引取りを求められたときと、販売に際して同種の機器の引取りを求められたときに、排出者が排出する場所で引き取らなければならないと説明されています。
5. 自分で指定引取場所に持ち込む方法もある
RKCの料金一覧表では、自分で指定引取場所に持ち込む場合の流れとして、払込書の記入、郵便局(ゆうちょ銀行)でのリサイクル料金の払込み、引渡しの準備、指定引取場所への引渡しの手順が案内されています。
5つのポイント早見表
| ポイント | 公的・公式資料に書かれている内容 |
|---|---|
| 料金の種類 | 収集運搬料金と再商品化等料金 |
| 払う時期 | 排出するとき |
| リサイクル料金 | メーカーと品目、大きさで異なる |
| 頼む先 | 購入した店、買い替える店 |
| 持ち込み | 郵便局で払い込み、指定引取場所へ |
テレビと冷蔵庫の大・小区分
テレビの区分
RKCの料金一覧ページでは、ブラウン管式テレビは15型以下が(小)、16型以上が(大)とされています。液晶・有機EL・プラズマ式テレビは、15V型以下が(小)、16V型以上が(大)です。
冷蔵庫・冷凍庫の区分
冷蔵庫・冷凍庫は、170L以下が(小)、171L以上が(大)と案内されています。
正しい区分で手続きを
RKCの料金一覧表では、正しいメーカー名(製造業者等名)・品目(大・小区分)で手続きするよう案内されています。
| 品目 | (小) | (大) |
|---|---|---|
| ブラウン管式テレビ | 15型以下 | 16型以上 |
| 液晶・有機EL・プラズマ式テレビ | 15V型以下 | 16V型以上 |
| 冷蔵庫・冷凍庫 | 170L以下 | 171L以上 |
料金はどうやって知る?
料金は公表されている
環境省のQ&Aでは、料金を請求する小売業者と製造業者等は、あらかじめ料金を公表しなければならないと説明されています。小売業者は収集運搬料金を店頭掲示などで公表し、照会を受けた場合は、収集運搬料金と製造業者等が設定する再商品化等料金を回答しなければならないとされています。
RKCのサイトで調べる
RKCのページでは、メーカー名、ロゴ、型名からリサイクル料金を探せるようになっています。
料金一覧表の時点
RKCの料金一覧表(2026年4月版)には、掲載されているリサイクル料金は、2026年4月1日現在の料金として、2026年1月31日までに各製造業者等から連絡があったものと書かれています。その後に変更等の連絡があった場合は、RKCのホームページで知らせるとされています。
家電リサイクル券と管理票
家電リサイクル券とは
環境省のQ&Aでは、特定家庭用機器廃棄物管理票のことを家電リサイクル券と呼んでいます。小売業者に引き渡したときは、排出者は管理票の写しを受け取ることになると説明されています。
引き渡されたか確かめられる
排出者は、製造業者等に引き渡されたかどうか確認したいときは、小売業者に管理票の閲覧を請求でき、小売業者はこれを拒むことはできないとされています。RKCのサイトにも、お問合せ管理票番号を入力して、指定引取場所に引き取られたかを確認できる「メーカー引取確認」が用意されています。
リユースの場合
環境省のQ&Aでは、リユース(再度使用)の場合は、小売業者は収集運搬料金も再商品化等料金も請求できないと説明されています。
| 場面 | 公的・公式資料に書かれている内容 |
|---|---|
| 小売業者に引き渡したとき | 管理票(家電リサイクル券)の写しを受け取る |
| 引き渡されたか確認したいとき | 管理票の閲覧を請求できる |
| リユースされるとき | 収集運搬料金・再商品化等料金は請求できない |
メーカー(製造業者等)の役割
指定引取場所での引取り
環境省のQ&Aでは、製造業者等は、自ら過去に製造・輸入した対象機器が、製造業者等の設置する指定引取場所に持ち込まれた場合、これを引き取らなければならないと説明されています。引き取った機器については、法律で定めるところにより再商品化等を実施しなければならないとされています。
メーカー名の見分け方
一般的には、対象機器の表面に記載されているメーカー名で判断されることになると説明されています。輸入業者などで、誰が引取り義務を負っているのかわからない場合は、指定法人に照会するなどの方法があると書かれています。
再商品化等とは
この法律での再商品化等とは、再商品化(いわゆるマテリアルリサイクル)と熱回収(いわゆるサーマルリサイクル)を指すと説明されています。
| 役割 | 環境省のQ&Aに書かれている内容 |
|---|---|
| 排出者 | 適正な排出と料金の支払い |
| 小売業者 | 排出者からの引取りと製造業者等への引渡し |
| 製造業者等 | 引取りとリサイクル(再商品化等) |
事業所から出す場合
家庭用機器なら対象
RKCの料金一覧表では、事業所から排出される家電4品目のうち、家庭用機器は家電リサイクル法の対象ですが、産業廃棄物になると説明されています。
引き渡し方は3つ
指定引取場所へ引き渡すには、新しい製品に買い替える際に購入する小売業者に依頼する方法、処分する製品を購入した小売業者がわかる場合はその小売業者に依頼する方法、産業廃棄物収集運搬許可業者に委託するか排出事業者自ら運搬する方法があると案内されています。
中古品やリサイクルショップの場合
中古品を買った場合
環境省のQ&Aでは、中古品を購入した場合は、その中古品を販売した者が引取り義務を負うと説明されています。
リサイクルショップや質店も小売業者
対象機器を扱うリサイクルショップや質店も、この法律での小売業者に該当し、引取り・引渡し義務や料金の公表義務などを負うとされています。
購入店に頼めないとき
RKCの消費者向けページでは、購入店に依頼できない場合に、住んでいる市区町村の処分方法や依頼先を案内しているページを探せる「全国自治体家電リサイクル関連ページ検索」が用意されています。
処分前に確かめておきたいこと
ここからは、環境省とRKCの資料をもとにした、この記事の提案です。
メーカー名と品目を控える
リサイクル料金はメーカー名と品目、大きさで異なるため、処分する家電の本体に書かれているメーカー名と型番を控えておくと、料金を調べやすくなります。
テレビの型と冷蔵庫の容量を確かめる
テレビと冷蔵庫・冷凍庫は大・小区分で料金が分かれるため、型の大きさや容量を確かめておきましょう。
頼み方を先に決める
買い替える店に頼むか、購入した店に頼むか、自分で指定引取場所に持ち込むかで、手続きが変わります。どの方法にするかを先に決めておくと、迷いにくくなります。
よくある質問
リサイクル料金はいくら?
メーカーと品目、大きさで異なります。RKCのサイトで、メーカー名やロゴ、型名から調べられます。
収集運搬料金とは?
小売業者が引き取る際に請求する、収集と運搬に関する料金です。環境省のQ&Aでは、小売業者は店頭掲示などで公表しなければならないとされています。
郵便局で料金を聞ける?
RKCの料金一覧表では、郵便局窓口はリサイクル手続き・料金の問合せには対応していないと案内されています。不明点は家電リサイクル券センターに問い合わせるよう書かれています。
料金を払わないとどうなる?
環境省のQ&Aでは、料金が支払われない場合、引き取られないことがあると説明されています。
家電リサイクル料金は処分前にメーカーと品目で確かめる
家電リサイクル法の対象は、家庭用のエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目です。料金には収集運搬料金と再商品化等料金があり、処分するときに支払います。リサイクル料金はメーカーと品目、大きさで異なるため、RKCのサイトや依頼先の小売業者で確かめてから手続きを進めましょう。